出口戦略はマジで大事
どうも、P太郎です。
今回は『学歴ロンダリングの勧め(11)』(リンク)の続きです。
次の関門は「卒業」
歓喜のトーダイ合格・・・を前回迎えまして、この物語はハッピーエンドを一応は迎えたわけですが、どんな物語にも続きはあるわけで、当然この物語も(いま現在に至るまで)ずっと続いています。
言い換えれば、大学院に受かったからって終わりではないのです。
受かったからには入学しないといけません。そして大学院に入学するために絶対に必要なことといえば・・・
学部を卒業すること、にほかなりません。
学部の研究室に戻ってからが普通に大変でした
ラボ選びについては、事前に「卒業のしやすさ」も加味して選んでいましたけども、だからって楽はできません。
学部の卒論は参加賞、修士の論文は努力賞、なんて誰かが言っていましたが、当たり前ですがそれなりの研究結果を出さないと卒論なんて何も書けません。
そして、何か書くためにはとりあえず手を動かさねばならんのですよね。
別に、他大学の院に行くからって不当な扱いを受けた、みたいなことは一切なかったのですけど、それなりに忙しい日々を送ることになりました・・・
で、まあこれが変なプレッシャーになるんですよね(汗)
なんせ、仮に卒業を逃そうものなら、せっかく手に入れたトーダイに行く権利も失われるわけですから。
「マジで頼むから卒業証書ください。お願い。」
これが僕の偽らざる本音でしたよねぇ。何なら普通にクチに出して行ってたような気もします。そして2年後にもおんなじようなこといいます。
無駄な経験なんて無い
くっそ寒い研究室の中で、淡々とピペットマンやらビーカーやらスターラーやらpHメーターやらアレヤコレヤを駆使しまして、ああでもねぇこうでもねぇと試行錯誤を繰り返したあの日々。
当時とことん頭を使ったり、身体に鞭打った経験は、修士課程でも・・・そして全く分野の違う業界で社会人になってからも・・・ちゃんと活きることになった、と思っております。
まあ、先生方も僕みたいな半端者に残られても困るわけで、ちゃんと研究して、ちゃんと論文書いて、ちゃんと選考されて、無事卒業となったのでした。
まあ嬉しかったですよね。偏差値30の高校生がどこで名乗っても恥ずかしくない大学を無事卒業したんですから。。。
余談ですが、普通に最終学歴は”東京大学大学院”な僕なんですけど、「どこ大の出身?」って訊かれたら「東京工業大学です」と答えることにしています(場合によっては東大の方を名乗るけどw)。
僕を直接知っている人には意外に映るかもしれないですけど、これマジです。
というのも、東工大に受かったことって自分の中ではある意味で東大以上に重要なことなんですよね。偏差値30で自尊心なんて育ちようもなかった僕に、「チミは大丈夫だ」とばかりに勇気と自信をくれたのは間違いなく、東工大に受かって、卒業できた、という事実なんで。
東工大に受かっていなければそもそも「ここまで来たならいっそ東大にいっちゃおう」なんて思わなかったと思いますし。
そんなわけで自分なりの感謝と誠意でもって、必要のない限り出身大学は”東大”じゃなくて”東工大”と名乗っている僕なのでした。
まあ、それはさておき・・・
いよいよ僕の気持ちは、夢の東大生活へと向かっていくのでした。
今日はここまで。
では、良い人生を。