そんなムシのいい話があってたまるか
どうも、P太郎です。
前回『ワクチン打つや打たざるや…の前に考えるべきこと』(リンク)という話をしました。本記事はその続きです。
引き続き「ワクチン」の話
さて、ワクチンを打つかどうかはまずはご自身で考えて、ご自身なりの意見を持ってください、というのが前回書いたことなんですが。
何かをじっくりと考える時に非常に大事なのは、「そもそも」の話をしっかりと抑えることです。
もちろんP太郎は自分なりに色々と調べているんですけど、「ワクチン」を含む「薬」や「リスク」に関して結構多くの人が勘違いしている気がしました。
なので、今回はそのあたりに関して思うところを述べたく。
「100%安全な薬」を求めてしまう心理
先ず客観的な事実として、たしかにワクチン接種によって何らかのネガティブな事例が複数件報告されています。
「新型コロナワクチンの副反応疑い報告について」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_hukuhannou-utagai-houkoku.html
これをもって
ソレ見たことか!
やはりこんな突貫工事で作ったワクチンなんて欠陥製品に決まっている!
政府も国民も摂取に対してもっともっと慎重になるべきだ!
…なんてことを言い出すヒトがいらっしゃる。
自分なりに新型コロナウイルスのワクチンにまつわるいろんな論評を目にしますと、どうも皆さん、「100%の安全性が保証されないワクチンの接種を広めるなんて危険だ」と思っているようなのです。
ただこの言い分、薬とリスクの関係を知っているヒトからするとちゃんちゃらおかしいんですよね。
そもそも論として、「新型コロナウイルスのワクチン」に限らず、「100%安全な薬」などというものは存在しないからです。
リスクマネジメント+ほんのりアドラー心理学
製薬の世界では「クスリはリスク」なんていう言葉も在るそうでして、薬効の裏には、その程度の差こそあれ、一定の副作用が潜んでいるんですよね。
そりゃまあ、そんなにいい話ばっかりなわけではないですよねぇ。(汗)
我々は、そのリスクとベネフィットを天秤にかけ、上手くコントロールしながら、自分にとって丁度いいところを探っていく…これが薬の扱いに関してあるべき姿なんだと思うのです。
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さて、薬の副作用に限らず「特定の行動においてどうしても残ってしまうリスク」=「残存リスク」のことを、リスクマネジメントの分野ではどう扱うのでしょうか。
答えは「受容する」なのです。
もちろん、できるだけリスクを洗い出し、可能な限りコントロールできるようにする前提でですが、ソレでも残ったリスクは受け入れるしか無い。
受け入れて、いざ顕在化してしまったときの損と、顕在化しないときの利益を天秤にかける。その上で、利益が勝ると思うなら、リスクが残っていることをわかった上で実行する。
これがリスクマネジメントです。そしてもしかしたら、アドラーが説く主体的行動(貴方の人生の主人公は貴方)なのかもしれません。
というわけで、「そもそも100%安全な薬なんて存在しない」という話と「リスクマネジメントでは”受容”という考え方があるよ」というお話をさせていただきました。
P太郎のワクチンに対する思いを書こうと思ってたんですけど、なんか前提が長くなっちゃいましたね。笑
その話はまた、改めて。気が向いたらね。
今日はここまで。
では、良い人生を。