01_00_アドラー心理学

アドラー的・幸福の条件3つ(のうち3つめ)

どうも、P太郎です。

昨日はアドラー 的な幸福の条件その2の話でした。

今日はその続きを。

アドラー的な幸福の条件とは

改めて振り返りですが、
アドラーいわく、次の3ステップでヒトは幸福になれるそうです。

  1. 自分を好きになること
  2. 他者を好きになること
  3. 他者に貢献すること

でした。

今日は3つめのお話です。

Step 3 他者に貢献すること

アドラー的な幸福の第三段階は、「他者に貢献すること」です。

他者貢献なんて言われてしまうとちょっと大それた感じがしますけど。

命をとして患者を救うお医者さんとか。
清貧を貫きウンタラカンタラとか。
あとはどこかにウン億円寄付するとかね。

ちょっと敷居が高いと言うか。

でもね、ここで言う貢献は、ほんとに何でもいいのですよ。

例えば身近な人に「ありがとう」を伝えるとかね。

とにかく、今よりちょっとでも世の中がよくなるように、
何でもいいから働きかける。

これが貢献。以上おしまい。

貢献するということ

以上おしまいでいいのですが、これだと分かりにくいので補足をば。

アドラー心理学では「共同体感覚」というのがよく出てきます。
あなたが所属する場所、程度に考えてくれればいいのですが、
アドラーいわく、「共同体」に「貢献する感覚をもて」というのが幸福の肝だとのこと。

利己的にならず、何か周りに対してできることはないのか、それを常に考えて行動せよと。それが幸せの近道であると説いているのです。

「共同体」に「貢献感」をもて

そしてもうひとつ、「できるだけ大きな共同体に貢献感をもて」とも説いています。

なので、個人より会社、会社より都道府県、都道府県より国だったり世界だったり、果ては宇宙だったり、とにかく、より大きな共同体に貢献感をもて、と。。。

これ、実は結構きつい

だって自分のことだけ考えていた方が楽ですからね。

他者貢献なんて簡単にいってくれますが、
下手すればこっちが逆恨みされる危険だってある。

大きなカテゴリにとってなくてはならないものが、
小さいカテゴリにとって都合が悪いことである、何てざらにあります。

でも、他者に貢献することの向こうに、真の幸福があるのだ、
だから断固として実行せよ、と。そういっているのです。

もうひとつのポイント

一方で、ここでポイントだと思うのは
「貢献」じゃなくて「貢献”感”」としているところ。

貢献する姿勢は求めているのですが、
必ずしも結果が伴っていなくてもいいと言うことです。
(もちろん伴ってた方がいいんでしょうけど)

ここはアドラー心理学の優しいところでしょうね。

なぜかと言うと、結果がでるかどうか、は究極のところ、
自分自身ではコントロールできないからです。

だから、完璧にことを運んでも結果がでないときが必ずある。

それでも、あなたは「貢献”感”」であれば持てるはずだ、と。

なので幸せは我々の手の中にあるんだぜ、
っていうのがアドラーが言いたいところのようです。

僕が以前、「あなたは人生の勇者」といったのは、つまりそういうことなのです。

さあ、幸福の3条件を解説してきました。
とはいえまだまだ抽象的ですよね。

もっともっと具体化していって、みんなで幸福になり、
自分自身の人生の勇者になりましょう。

今日はここまで。

今日の名言

「判断に迷ったら、より多くの人間に貢献できる方を選べばいい。
自分よりも仲間たち、仲間たちより社会全体。
この判断基準で大きく間違うことはまずないだろう。」
(アルフレッド・アドラー)

では、良い人生を。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA